不忍池の蓮が再生中!



ゴールデンウィークがあけて、カンザン桜も散り、これからは蓮の花が楽しみな季節になりました。

不忍池の蓮は、2月~3月頃「生育不良のため、現在展示をしておりません」という表示がされ、枯れてしまった蓮を刈る作業が続けられていました。

伐採作業が半分ほど進んでから、しばらく進展がなかったので心配していたのですが、気がつくと新たな蓮の葉が転々と、水面から顔を出し始めてきました。

開花が非常に楽しみです。

不忍池の「大賀蓮」は、大賀一郎博士(1883 - 1965)が、昭和26年(1951)、千葉県検見川の東京大学総合運動場(当時は東京大学厚生農場)の地下の青泥層より発掘したハスの実を発芽・開花させて得られた系統です。発掘されたハスの実は二千年以上地中にあったと推定されています。そのため、古代ハスなどと称され、各地のイケや公園で栽培されています。 不忍池の大賀蓮は、発掘後、東京大学で大切に育てられてきた大賀蓮の根(蓮根)を分けていただいたものです。 鮮桃色の大輪の花を咲かせ、優雅な美しさと悠久の時を越えた生命力が尊ばれています。