「キモチいいは、カラダにいい」のはナゼ? ~操体のメカニズム考察~

『人類の遺伝子に約束された快感の情報』という番組をみました。

「快感」というのは、操体(そうたい)においても大切なキーワードのひとつです。

快感……つまり「キモチいい」と感じる動きが、カラダに本来そなわっている自然治癒力を高める、あるいは引き出すという考え方が操体のベースにあります。

番組では、その『快感の情報』が、どのようなメカニズムで脳に伝わり、脳に伝わった結果、どのように遺伝子に働きかけるのかということが解説されていました。

とても面白かったので、すご~くザックリとですが、ポイントを図にまとめてみました。

kaikan.jpg

遺伝子には「ON」と「OFF」のスイッチがある

ヒトのカラダには約60兆の細胞があり、その細胞ひとつひとつに約2万の遺伝子があります。
多くの遺伝子には「オペロン」というスイッチがついていて、それが「ON」になると遺伝子が発現して働き、「OFF」だと発現しません。

全ての遺伝子が常に発現しているわけではなく、環境によって調節されているのですね。


分化を司る遺伝子とハウスキーピング遺伝子

遺伝子には、生命体を構成する機関や体組織を構成する「分化を司る遺伝子」と、それら個々の細胞が日々生存するのに必要な働きをする「ハウスキーピング遺伝子」といわれるものがあります。

「分化を司る遺伝子」は、全ての細胞が共通してもっている遺伝子から、いろいろに分化した細胞をつくったり、多くの遺伝子の発現状態を調節する働きがあります。
「ハウスキーピング遺伝子」は、「細胞」という家を維持するために常に働きつづけている遺伝子です。
代表的なものとして、エネルギー生産にかかわる酵素、糖・脂質やアミノ酸などの代謝にかかわる酵素、タンパク質合成にかかわる酵素などを司る遺伝子があります。

これらを「ON/OFF」にスイッチするのが「快感」という情報なんですね。


自然治癒力は遺伝子「ON」で覚醒する

私たちの日常生活では、「遺伝子」まで意識することはほとんどありませんが、「キモチいいは、カラダにいい」というロジックには、遺伝子が大きな役割を担っているのだということをイメージしてもらえれば幸いです。

今後は「快感回路」「遺伝子」「自然治癒力」をそれぞれドリルダウンしてお勉強していこうと思ってます。

それではまた。

【参照】
>>人類の遺伝子に約束された快感の情報(放送大学 大学院"音楽・情報・脳")
>>なぜわたしたちは快感を好むのか?(WIRED NEWS)
>>遺伝子オンで生きる(サンマーク出版)

この記事の筆者

鈴木健介(アミケン) / Kensuke Suzuki

1977年 大阪生まれ。編集者 & セラピストのパラレルキャリア。
合同会社GX代表 / オウンドメディア勉強会幹事 / PRSJ認定PRプランナー / 趣味:阿波おどり
操体法は 私の曾祖父、橋本敬三が考案した健康法です。
SOTAI is a movement therapy that was invented in Japan to heal your body naturally.

バックナンバー