#ジョジョ映画 実写版を観た直後は放心状態…からの備忘録


不安・絶望・理不尽・嘆き・哀しみ・緊張……そういう感情を抱えて、ジョジョ映画の公開日を迎えました。
原作者の荒木飛呂彦先生は「『ジョジョ』の映画化に関しては、期待と一緒に大変不安に感じている方もおられるかと思いますが、完成度の高さは皆さまの予想を超えています」と仰ったそうです。
なんと優しい、気配りの人でしょう。

たしか舞台『死刑執行中脱獄進行中』を鑑賞された後も、主演の森山未来を褒めておられましたね。
私は1ミリも共感できませんでしたが、荒木先生のファンとしては、誰がなんと言おうと「そこに足を運ぶ」「自分で観る」ことが重要なのです。

以下、感想羅列です。
多少ネタバレ含みますので、ご注意ください。


● 三池崇史監督
原作…というかアニメ版に忠実に倣って製作したんですね~!という感想です。
アニメ版ジョジョ第4部の第1話「空条承太郎!東方仗助に会う」~5話「虹村兄弟 その3」の約110分相当を、120分の映画に仕立てたわけですから、多少設定の改変はあるものの、無理なく・無難にまとめたなぁ…という印象です。さすが"漫画原作の映画化請負人"


● 幽波紋(スタンド)のCGバトル
スタンドの表現方法は、ゲーム化、アニメ化の実績があったので、CG化に対する不安はそもそもありませんでした。バトルの描写も満足です。
バッド・カンパニー vs クレイジー・ダイヤモンドの動きが速すぎたので、できればスロー再生でもう1回観たいです。
ザ・ハンドの右手は怖さがあったし、スター・プラチナが時を止める描写もカッコよかったです。
エコーズ ACT1は、もっとコンパクトかと思ってましたけど。。。


● 山崎賢人(東方仗助)
「ジョジョにしては、迫力に欠けるな…」という印象は最後までぬぐえずでした。
TVゲームに興じるシーンとか「普通の高校生っぽさ」はなかなか良かったと思います。
ただ会話の「間」とか、アクションシーンは、もっとテンポやスリリング性を追求してほしかったです。

もっと眼ヂカラがある俳優さん…例えば東出昌大、高良健吾、登坂広臣(三代目JSB)あたりが演じてくれたらベターだったかも。


● 伊勢谷友介(空条承太郎)
良いキャスティングだったと思います。「知的でデキる男」っていう雰囲気を見事に表現していたなと。
英語が流暢だったのも素晴らしい。

ただ、あの髪型&帽子だけは違和感ありました!
あまりにも、あまりにも髪の毛の流れが不自然なのでは。。。
後ろ髪が、帽子に貼りつくように、前へ上へと伸びてるように見えてしまうのは私だけ?
COOLな承太郎は、毎日どうやってヘアスタイリングしてるんだろう……、撮影現場ではどんな空気だったんだろう……、億泰の顔のバッテン傷跡は、絶妙な再現度なのに、承太郎の帽子はどうしてこうなってしまったんだァァァッ……っていうモヤモヤ感がずっと気になってしまいました。


●山田孝之(アンジェロ)
出演してくれてありがとう……それしか言う言葉がみつからない…。
できれば原作通りに牛乳配達員も演じて欲しかったです。


●その他の俳優さん
神木隆之介(広瀬康一)←コミカルすぎるが、他に適任者が思い当たりません。
小松菜奈(山岸由花子)←シナリオ的には不要だが、目の休めドコロとしてよかった。
岡田将生(虹村形兆)←コスプレ感が強すぎ。もっとワルな感じの俳優に演じてほしかった。
新田真剣佑(虹村億泰)←よかった。
観月ありさ(東方朋子)←よかった。
國村隼(東方良平)←よかったけど、存在感が強すぎませんか?


●衣装
独特のジョジョファッション、全く違和感なく実写化されてて驚きました。
シンプルにするところは潔くシンプルにしているところがグレートでした。


●ジョジョ立ち
ジョジョならではのポージング、そんなになかったですよね?
無理にやろうとしなくて良かったと思います。


●ゴゴゴゴ・・・の可視化
残念ながら実写化ならず。
アニメ版で見事に表現されていたので、期待していたのですが。


●音楽
あまり印象に残らず。
アニメ版ほどのワクワク感はなかったように思います。


●ロケ地
シッチェス、素敵なロケ地だと思うんですけど、街の看板・ポスター・ラクガキがスペイン語だったり、エキストラがちょいちょい外国人(現地の人?)だったりして「あぁ……」って気になってしまいました。ワザとでしょうか?
海辺の、異国情緒がある、ニュータウン的な街並みって、探せば国内にもあったと思うんですけどね。新浦安とか幕張とか福津とか。


●全体的に
自分の中に賛否両論ある感じです。
事前に抱いていた不安が大きすぎたせいか、「そんなに酷くないじゃん」って評価できるところもあるし、ツッコミをいれたくなるところもあります。
とはいえ、A級映画と評価するのは難しい。


●次回作について
岸辺露伴、吉良吉影、トニオ、老ジョセフ、杉本鈴美を誰が演じることになるのか?それに尽きますね。
ジョジョファン同士で語り合いたいポイントです。
個人的にはシルベスター・スタローンの老ジョセフが観たい!

この記事の筆者

鈴木健介(アミケン) / Kensuke Suzuki

1977年 大阪生まれ。編集者 & セラピストのパラレルキャリア。
合同会社GX代表 / アミケン編集塾 塾長 / PRSJ認定PRプランナー / 日本指圧専門学校 61期生 / 趣味:阿波おどり
操体法は 私の曾祖父、橋本敬三が考案した健康法です。
SOTAI is a movement therapy that was invented in Japan to heal your body naturally.

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