日本指圧学会に初参加


12月17日(日)明治大学和泉キャンパスで開催された「日本指圧学会 2017年 冬季学術講習会・実技研修会」に参加してきました。指圧学会には今回が初参加です。

午前中(10:00 - 12:00)は、講義室にて学術発表の部でした。
日本指圧学校の3年生1名と、同校の教員2名によるプレゼンテーションがありました。

個人的に特に興味深かったのは、大木先生の『座位指圧が心理面・生理面に与える影響の検証』です。

この研究では、座位による指圧がストレスケアとして有効かどうかが検証され、その成果は「Physical and Psychological Effects of the Shiatsu Stimulation in the Sitting Position」として『Health Vol.9』誌に掲載されています。

指圧の有効性が、海外の健康誌で紹介されることは、まだ事例が少なく、快挙なのだそうです。大木先生の発表では、研究結果と考察の紹介はもちろん、今回の実験で用いた「クロスオーバー試験」の方法についても解説していただきました。

今後、こうした学術研究をする上での、仮説設計と実証方法を丁寧に説明していただき、大変意義深い内容でした。

お昼休み(12:00 - 13:00)を挟んで、午後は柔道場に場所を移し、畳上で実技研修会が行われました。

1人目の発表者は、きりん堂指圧治療院の徳元大輔先生による「臨床で役立つ基本指圧・各種圧法の応用」というタイトルで、主に基本指圧の「脊柱なでおろし」で使用される「なでおろし」を色んな部位で応用する方法と、経絡筋への流動圧法をご指導いただきました。

2人目の発表者は、日本指圧専門学校教員の石塚洋之先生による「シンスプリントの病態とその評価に応じたアプローチ」というタイトルで、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)の問診ポイント、評価ポイント(静的 / 動的アライメント)、そして指圧による施術法をご指導いただきました。

いずれも学校で習う基礎をベースにしつつ、現場の応用テクニックを体験的に学べる貴重な機会でした。
操体法の世界も、2016年に日本操体学会が設立され、学術的な操体の研究と成果発表に本格的に取り組む機運が高まっていますが、運営面も含めて色んな点で参考になることが多く、たいへん刺激を受けました。

この記事の筆者

鈴木健介(アミケン) / Kensuke Suzuki

1977年 大阪生まれ。編集者 & セラピストのパラレルキャリア。
合同会社GX代表 / アミケン編集塾 塾長 / PRSJ認定PRプランナー / 日本指圧専門学校 61期生 / 趣味:阿波おどり
操体法は 私の曾祖父、橋本敬三が考案した健康法です。
SOTAI is a movement therapy that was invented in Japan to heal your body naturally.

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