「頑張るな」「欲張るな」「威張るな」「縛るな」…バルの戒めとは?
操体法の創案者である橋本敬三先生が遺した言葉のひとつに「バルの戒め」というものがあります。
それは、
・頑張るな
・欲張るな
・威張るな
・縛るな
という4つの「バル」を戒めたものです。
この教えは、操体法の技術的な指導だけでなく、生き方全体に対する深い教訓でもあります。
橋本敬三先生は、多くの人々から「名医」や「ゴッドハンド」と称賛されましたが、その中でも驕らず、分相応に、誠心誠意、しなやかに生きることを心がけていたため、「バルの戒め」を定めたのだと思います。
現代社会では、「ガンバレ◯◯!」とエールを送ることが当たり前となっていますが、自分の限界を超えて、オーバーヒートするほど頑張る必要はありません。そのような頑張り方は、持続可能ではないからです。
とはいえ、橋本敬三先生は、ベストを尽くすこと、誠心誠意取り組むこと、そして成長のための努力を否定したわけではないと思います。
この記事の筆者
鈴木健介(アミケン) / Kensuke Suzuki
1977年 大阪生まれ。編集者 & セラピストのパラレルキャリア。
厚生労働大臣認定 あん摩マッサージ指圧師 / 合同会社GX代表 / アミケン編集塾 塾長 / PRSJ認定PRプランナー / 日本指圧専門学校 61期卒 / 趣味:阿波おどり
操体法は 私の曾祖父、橋本敬三が創案した健康法です。
SOTAI is a movement therapy that was invented in Japan to heal your body naturally.